新車試乗記 第649回 スズキ スイフトスポーツ Suzuki Swift Sport

(1.6L直4・6MT:168万円/CVT:174万8250円)

最高出力100kWを達成!
新開発6MTを搭載した
待望の「スポーツ」が登場した!


日時: 2011年12月28日

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    キャラクター&開発コンセプト

    100kWの1.6リッターエンジンや6MTを採用


    東京モーターショー2011に出展された新型スイフトスポーツ

    新型「スイフトスポーツ」は、2010年9月に発売された現行スイフトのスポーツモデル。新型はジャスト100kW(136ps)を発揮する新開発の1.6リッターエンジンを搭載。さらに新開発の6速MTもしくは7速マニュアルモード付CVT、専用サスペンション、専用内外装などを採用し、「気持ちの良い走りと操る楽しさ」(プレスリリース)を追求したモデル。コンセプトは「スポーティ フラッグシップ」だ。6MT車は2011年12月13日に発売済みで、CVT車の方は少し遅れて2012年1月27日に発売される。

     

    新型スイフトスポーツ用の改良型「M16A」型エンジン

    ■スズキ株式会社>プレスリリース>新型スイフトスポーツ発売

    【過去の新車試乗記>スズキ スイフトスポーツ】
    ■初代スズキ スイフトスポーツ (2003年8月更新)
    ■2代目スズキ スイフトスポーツ (2005年10月更新)
    ■2代目(後期型) スズキ スイフトスポーツ (2007年6月更新)

    価格帯&グレード展開

    6MTが168万円、CVTはその6万8250円増し


    特別塗装色のプレミアムシルバーメタリック

    スイフトスポーツはモノグレードで、6MT(168万円)CVT(174万8250円)の2種類。FFのみで、4WDはない。また日本仕様は5ドアのみで、欧州向けの3ドアはない。

    工場装着オプションはディスチャージヘッドランプ(6万3000円)くらいで、キーレスプッシュスタート、クルーズコントロール、フルオートエアコン、ESPは全車標準。オーディオヘッドユニットは販売店オプションになる。

    ボディカラーは計6色で、チャンピオンイエロー4、スーパーブラックパール、アブレイズレッドパール2、ブーストブルーパールメタリック、そして2万1000円高のプレミアムシルバーメタリック(写真)とスノーホワイトパールが用意される。

     

    特別仕様車の「スイフト RS」
    (photo:スズキ)

    ちなみに普通のスイフトは全車1.2リッター(1242cc)の5MTかCVTで、124万4250円~165万3750円(4WD含む)。アイドリングストップ装着車(10・15モード燃費は25.0km/L、JC08モード燃費は21.8km/L)もあるほか、11月にはエアロパーツや欧州仕様の足回りを採用した特別仕様車「RS」(137万0250円~154万8750円 ※4WDを含む)も発売されている。

    パッケージング&スタイル

    専用エアロパーツ、2本出しマフラー、大径17インチタイヤを装着

    現行スイフトのスタイリングは、もともとかなりスポーティだが、スイフトスポーツは開口部が2倍くらいに大きくなったフロントグリルや髭のようなフィン付の大型フォグランプベゼルを備えた専用フロントバンパーを採用。ちょっとVWアウディっぽいのは何だが、ほどよく精悍になっている。

     

    ボディサイズは全長3890mm×全幅1695mm×全高1510mmで、普通のスイフトに比べて40mm長い

    ボディ側面にはサイドアンダースポイラーや5穴タイプの17インチアルミホイール&タイヤ、リアにはディフューザー形状のバンパー、2本出しマフラー、ルーフエンドスポイラーを装着。ちなみに新型スイフトスポーツは、「2011年度グッドデザイン賞」受賞車。先代スイフトは受賞しているが、現行モデルはなぜか選ばれなかったので、今回の受賞はそのリベンジといったところ。

     

    ホイールベースはベース車と同じで2430mm

    最小回転半径はスイフトのエントリーグレード(タイヤは175/65R15)だと4.8メートル、上級グレードの185/55R16タイヤ装着車だと5.2メートルだが、スイフトスポーツはさらにワイドな195/45R17タイヤを履きながら、同じ5.2メートルに抑えている。このジャンル(FFホットハッチ)では5.6メートルくらいあるケースが珍しくないので、頑張って小さくした方だ。

    インテリア&ラゲッジスペース

    専用メーターパネル、ステアリング、シフト操作系を採用


    インパネやドアトリムはヘアライン入りのメタル調パネル付

    インパネの意匠はところどころスポーツ専用。例えばステアリングは赤いステッチ入りで、リムやスポークの形状を微妙に変えた専用品。またメーターパネルも中央の液晶ディスプレイ(瞬間/平均燃費や外気温などを表示)がシルバーのリングで囲まれ、スズキの言葉を借りれば「5眼メーター」になっている。速度計も非スポーツが200km/hスケールのところ、スポーツはちゃっかり240km/hスケールだ。もちろん日本仕様では速度リミッターが180km/h+で効く。

     

    こちらはCVT車のインパネ。専用ステアリング、240km/hメーター、パドルシフトに注目
    (photo:スズキ)

    それより先にクルマ好きの目が向かうのは、6MT車ならシフトノブ、CVT車なら7速マニュアルモード用のパドルシフトだろう。試乗インプレッションでも触れるが、操作性はどちらも良好。またドライバーの足もとにはステンレス製のペダルプレートが並ぶ。

    専用スポーツシートや赤いステッチを採用


    専用シート表皮や赤いステッチがスポーツの目印
    (photo:スズキ)

    専用スポーツシートも赤いステッチ入り。サポート性はただ座っただけだと、可もなく不可もなく、という感じだが、ワインディングでは背もたれのフレームが上体をしっかり支えてくれる。もちろん運転席にはシートリフター、ステアリングにはチルト(40mm)およびテレスコ(36mm)調整機能が備わる。

     

    足もとは広く、背もたれ角度も適切。ファミリーカーとして普通に使える

    素のスイフトと異なり、後席には3名分のヘッドレストと3点式シートベルトが備わる。またスイフトスポーツの専用装備ではないが、1段階のリクライニングも可能。

    なおエアバッグは前席フロントに2個を標準装備するだけで、サイドエアバッグやカーテンエアバッグはオプションでも設定なし。欧州車だと6エアバッグが珍しくないが、このあたりは考え方次第か。

    荷室スペースはベース車同様、最小限

    資料に荷室容量の明記はなかったが、見た目は普通のスイフトと同じなので、容量もそれと同程度(130リッター)だろう。BMW MINIでも150~160リッターだから決して広くはないが、この割り切りの良さをむしろ高く評価したい。

     

    床下には天地の薄いサブトランク。その下には普通のスイフトだとテンパー式のスペアタイヤがあるが、スイフトスポーツには電動コンプレッサー付のパンク修理キットが備わる。

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